
今朝のNHKあさイチ
女のニュース「私たちは“買われた”」を見て、号泣してしまった。
あの子達は「私」だ…。
この夏、都内で開かれていた「私たちは“買われた”」展という小さな企画展。いわゆる“援助交際”や“売春”(児童買春被害)の体験のある中高生世代の女性が企画し、写真や手記などが展示されました。
あさイチでは、この企画展に参加した少女を取材しつつ、少女達の声に耳を傾け、大人や社会は何ができるのか、スタジオで考えました。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/160824/3.html
少女たちは、様々な理由で「家に居られず」、強制ではなく、緩やかに、自然に「援助交際」や「売春」をする道に流されていく…
それは、もちろん、少女たちの望んだことでは無いのに、選ばされていく…
親や、親の交際相手に性的虐待を受けていた子。
母親に殴るけるの暴力を受けていた子。
理由は様々だけど「家には帰れない」…
少女たちにとって、家は「安住の場所」ではないから。
世間は少女たちを「悪い子」として処理しようとする。
それが、楽だから。
その子達が、どんな事情で家に帰らないか。帰れないのか。知ろうともしない。
その日、寝る場所、その日、食べる物を得るために、知らない男に付いていく少女たち…。
「浅はかな行動」であるのは間違いないけど、そこでの危険より、家に居る方がツライという体験をしていない人には、本当のろころは分からない…
私は「売春」こそしなかったけど、彼女達と同じだ。
19歳の時に「このままじゃ、父親を殺すかも」と自分に恐怖し、家を出ました。
付き合って間もない、彼氏の家に転がり込んだんです。
実家の近所の方には「不良娘」だと思われていたでしょう…
今、思えば、超危険…
付き合いも浅くて、彼氏の家にも行ったことすらなかった…
彼氏の父親も一緒でした。
外から見れば、男性2人の家に、19歳の女の子が同居するって…
私は、たまたま、運が良かっただけ、彼氏の父親は、初めて会う私の事情を良く聞いてくれて、そこに居させてくれた。
ご飯の炊き方、洗濯の仕方、家事のほとんどは、彼氏の父親から教えてもらった、教えてはもらったけど、実際には、彼氏の父親が食事も洗濯もしてくれた。
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彼氏と私は、一緒の職場で働いた。
データの入力作業だった。
1人暮らしをするには、お給料は少し足りないけど、2人で仕事して、住む場所もあって、誰も私を怒鳴りつけたりしない、私は初めて「自由」で「穏やか」な時間を手に入れた。
たまに外食したり、映画をみたり、当たり前の普通のデートだけど、実家に居る時は、そんな自由も楽しみも認められてなかったから…
彼氏とは結婚して、10年一緒にいて、離婚しちゃったけど…
私は感謝しています。
彼氏には、散々、辛い思いもさせられたけど、彼氏や彼氏の父親が居なかったら、私は、間違いなく、少女たちのようになっていた。
だから、感謝している。
私の親は、彼氏や彼氏の父親のせいで、私の人生がメチャメチャになったと思っているようだけど…
そうじゃない!
私が落ちていく、最後の最後の所でネットを張ってくれたんだ。
少女たちにも、売春を誘う男の手ではなく、風俗店のスカウトではなく「優しい手」が触れていたら、違ったはず。
できるなら、中学生になる前に気付いてほしい。
大人に傷つけられてきた子は、早くから大人を警戒するから…
「実の親と居るのが一番良い」なんて、親が良い人の時だけだよ。
私の息子の小学校では家庭訪問が行われませんが、そういった機会を使って、救ってあげてほしい!
アナウンサーの方は「救いを求める力」が大事と言っていたけど、それは、教養知識があるからこそ、できることなんです。
どこに、どうやって救いを求めて良いか分からないんですよ。
親元に連れ戻される恐怖もあるしね。
まずは、大人側から、「救いの手を差し伸べて」ほしい。
そういう少女たちこそ、本当の「貧困」に苦しんでいるんだから。
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