ネットって悪ですか?

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何か事件が起きるとネットやゲームのが悪者にされがちですが、私はそうは思いません。

 

ネットもゲームも道具?であって電話や電卓と変わらないと思います。

 

車と同じで取り扱いを間違えれば危ない「道具」であることは確かだけど、それは包丁だってライターだって同じこと。使う人間次第なのに、なぜにネットやゲームはここまで悪く言われるのだろう?

 

確かに私の元夫はネットゲームに飲まれてしまった人だ。
今、そばに居る家族よりもディスプレーの向こう側の見知らぬ誰かの方が大事で、家族は食事を一緒にとることさえ許されなかった。
でも、それは「現実から逃げたい」という前提があってのこと。そうでない人にとっては、ただの「娯楽」だ。リアル以上のものには成り得ない。

 

そんな経験をしている私だけど、ネットってPCって本当に素晴らしいと思ったことがある。
どちらも20年以上前でまだ「パソコン通信」をしていたころだ。

 

一つ目は、馴染みの掲示板で世間話をしている時だった、当時はまだ電話回線を利用した通信で「定額プラン」もないので書きたいことは、まず下書きしてから、回線を繋ぎアップするといった感じだった。特に私はあまりタイピングが早くないので…入念に準備をしてから回線を繋いでいた。

 

やはり馴染みのメンバーが「彼女の親に結婚は許さない」と言われた。と、かなり落ち込んでいる様子だった。
彼は「アイヌ」の人らしかった。リアルでは、まだ会ったことがなかったから本当にそうなのかどうかは分からない。
ただ、彼の話だと今まで「アイヌ」であることによって、就職や恋愛がうまくいかなかったことは1度や2度ではないという話だ。
いつもは書き込みを終えると回線を切るのだが、その場にいた人間は回線を切ることなく彼の話に付き合った。
彼は「もう、死んでしまいたい」と思い詰めていた。
必死で彼を慰め、なだめ、説得した。
大していい話ができた者も居なかったと思うけど、彼は次第に落ち着いて「今度オフ会をしよう」ということで落ち着いた。

 

その後、彼がどうしたかは覚えてないけど、彼が素直に愚痴れたのは顔も見えず普段は合わない私達だったからかもしれない、また、必死で励ましていた仲間達も実際には口下手な人、コミュ障気味な人が多かったリアルでは彼を励ませなかったかもしれない、それでもみんなはディスプレーを通して励ました。彼はある程度、元気を取り戻した。
なんか、ホッコリしたのを覚えている。
彼もリアルでは重い話題過ぎて相談できないこともネットの世界ではできたのかもしれない。それが薄っぺらだと言われれば、それまでだけど、そういう世界もあっていいと思う。それが救いになることもあるのだから。

 

もう一つは、いつもチャットで会う少年のこと。
返事が少し遅い彼は手足が少し不自由だと聞いていた。昔は定額料金プランなんてなかったから、返事が遅いと、せかされたり嫌味を言われることもあった。
それでも彼はちょくちょくチャットに顔を出し、みんなと会話を楽しんだ。
「遅せいよぉ!」など突っ込まれながらも本当に「普通」に過ごしていた。

 

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ある時「オフ会」の話が持ち上がり、みなで日程を決めていた参、加者は20名ほどだっただろうか。これまた20年以上も前の話なので良く覚えていないけど、広めのカラオケボックスの部屋にそこそこの人が居たのを覚えている。
今と違ってラインなどない日程を決めるのも一苦労だ。
そんな時、彼は何度も「その日は無理」と提案を受け付けなかった。「僕はこの日とこの日しか付き添いの人に来てもらえないから」と言っていた。まだまだ若かった私や仲間達は「自分勝手な奴」と陰口を叩いた

 

当日、カラオケボックスについてみると彼は、まだ、来てなかった。
「遅刻か…」と、みんなちょっと呆れモードだった。
でも、彼の登場で空気が変わった、そこに現れた彼はほとんど「寝たきり」のような車椅子?(角度からするとベッドに近い)に寝るような状態で現れた。その車椅子をエレベーターに乗せるのを手こずっていたらしい。
手足は殆ど動かず、話す言葉は私達には通じない大学生風の付き添いの男の子が通訳のように話を通してくれた。
彼はジュースを頼み、ただ、その場に居た
あまり、話すことはできなかったし表情も読み取ることはできなかった。
彼は楽しかったのかな?楽しかったといいな。

 

家に帰っても彼のことが気になった。彼はどうやって文字を入力していたんだろう?
私だけでなく、その場に、みんながそれないりにショックを受けていたと思う。

 

何日か後、彼はみんなに恋愛相談を持ち掛けた「いつも介護に来てくれる女の子に恋をしている」のだと言っていた。
この時、私は「障がい者」である彼の相談を受けていた、会う前みたいな「普通」の関係でなくなってしまっていた。本当は「告白は止めた方がいい」と思っていた私。「頑張ってみなよ」などと心にもない上っ面だけのアドバイスをしていまった…

 

何が言いたいかというと、ネットというバーチャルな世界でこそ「自由に動ける」本当の意味での「平等」を味わえることもあるんじゃないかなってこと。
金持ちとか貧乏とか、容姿や様々な条件に左右されないでコミュニケーションとれるなんて、他になかなかないでしょ?
私みたいに人間出来てない未熟な人は(まして当時20歳そこそこの女の子…)、目に映る条件で意識もせずに「差別」をしてしまっている。ネットの中だったら、それは最小限にできる。

だから、こういう世界も必要だし、悪いことばかりじゃない。
いつもネットやゲームを悪く言っているテレビの中のコメンテーターを見ると「違うよ!それだけじゃない」って思う。

本当に必要なのはネットやゲームを使う以前の人間自身に対する「教育」だ


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